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2008年 01月 26日 ( 1 )

論文の評価

研究者は研究するだけでなく、成果を論文として公表する義務を負っています。特に私のいる大学の場合、研究費の多くは税金からまかなわれていますので、なんらかの形で世の中に成果としてアウトプットしないといけないと思っています。その成果が国民の期待するものかどうかはわかりませんが・・

その成果として発表された論文の評価法として(すなわちその著者の評価にもつながります)、現在2通りの方法があると思われます。その論文がどこの雑誌に載ったか、というのが一つの方法です。この時よく使われるのが、インパクトファクター、という各雑誌の持つある値です。この値は、ある雑誌のある年に発表された全論数で過去2年間に発表された全論文が引用された数を割る(たしかこんな定義だったと思います)ことで出てくる値です。したがって高い値であるほど、その雑誌に載った論文は即座によく引用されている、ということになります。実際インパクトファクターファクターの高い雑誌は有名なものが多く、そこに掲載されるとかなりえばれます。

しかしこれはあくまで掲載された雑誌の評価ですので、発表した個々の論文の評価とは本来なり得ません。そこで、個々の論文が何回引用されているか、というのも評価法の一つとなっているようです。現在発表論文は電子化されていますので、各論文の引用回数がかなり厳密にネット上で調べることができます。この場合、引用回数が多ければそれだけ発表された論文が他の研究の役に立ち、しいてはそれだけ社会に貢献している成果、ということになります。

過去に私が発表した論文はどんなものか興味があったので調べてみました。すると、ほとんどの論文は10〜30回くらいで、100を超えたものは一個しかありませんでした。寂しいかぎりです。もっと引用されているものと思ったのですが・・
by stemcell | 2008-01-26 13:53