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ノーベル賞

2人の日本人がノーベル受賞したようです。やはりうれしいです。コメントをテレビで見たりすると俺もノーベル賞取れるような研究しないといかんなーと思ったりします。どことなくやる気がわいてきました。

北大の鈴木さんがテレビ局から若い研究者に向けてコメントを求められていました。その内容は「重箱の隅をつつくような研究はするな」というものでした。これは一般的によく言われることではありますが、なかなか頭が痛い。現在の私の研究はどうなのか。はっきりいって「私の研究は重箱の隅をつついてはいない」とは言えません。多くの生物系の研究者は同じなのではないでしょうか?生物系の研究の多くは「作り出す」ことよりも「調べる」ことが主な研究動機になっているので、個々の研究者が知りたい生命現象の多様化がだいぶ進んでしまっている昨今、生物系研究者の誰もが自分で解き明かしたい、という共通問題はなくなってきているように感じます。でもそのような個別研究の中にもノーベル賞の芽は潜んでいると思いたいです。

例えば2年前クラゲが緑色に光る原因タンパク質GFP(蛍光タンパク質)の発見で下村さんがノーベル賞を取りました。しかしそれは生化学主流の当時の研究の中で、数あるターゲットタンパク質の一つにすぎなかったのだと思います。精製できたからといってノーベル賞が取れるとはだれも思わなかったことでしょう。その後の他の研究者による応用研究があって初めてノーベル賞級の発見になったとも言えると思います。

しかしノーベル賞受賞者を見る限り、日本の生命系研究者は化学や物理に比べて弱いですね。どうにかしないといけません。やはりノーベル賞を見据えると、上の考えは間違えているのかな?
by stemcell | 2010-10-06 22:56
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