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シニアの研究者のブログ

研究者のブログは結構世の中にあります。多くは私のように匿名ですが中には実名を出しているものもあります。その中に生命科学者の間で有名なブログがあります。私のブログに来てくれている人の多くは見たことがあるのではないでしょうか?

その研究者は大学を数年前定年退職したのですが、高額の研究費をもらっていたために、特別に大学から場所をもらって研究を続けていました。退職した後にブログを始めたようですが、そのときは既に大学の教員ではないため赤裸裸に大学内部や学会等に関するコメントをブログに書き込んでおり、結構科学者の間では人気のあるサイトとなっているのだと思います。

私も時々見ていました。それによると、どうも最近後継の研究費はもらえないことになり、金の切れ目が縁の切れ目、ということでその教員は大学を去らねばいけないようです。

まあこれはよくあることなのですが、本人は自分の研究に自信があるために、その後継研究費の審査をした人間を、半ばブログを見た人が特定できるような形で批判していました。その審査をした人は自分のように定年後大学に居座るのを良しとせず、そのような意見をもっている人間の主観で研究費の採択が決まってしまっているのはけしからん、とこういうことのようです。自分の申請書には自信があるようで、その出来具合がいかほどか、といった重要な点には触れていません。

私はそのブログの主を(名前は聞いたことがありますが)知りません。会ったこともありませんし、業績もよく知りません。でも自他ともに認める業績はあるようです。が、その人の今回の書き込みは読んでいて気分の良いものではありません。ただの個人攻撃のように見えます。それなりに影響力のある人間が感情むき出しの喧嘩腰的書き込みをするのはどうかと思います。そもそも研究費の審査はその人だけで行っているわけではないでしょうし、ましてや自分の都合の良い人だけで審査員を構成できるわけがないのですがね。。ちょっと頭に血が上りすぎているように感じます。少なくとも若手研究者に良い影響を及ぼすことはないでしょう。若手研究者は一生懸命申請書を工夫して書いているのに、審査員の機嫌次第で採択は決まってるのだ、とシニアのしかも有名な研究者が言い切ってのです。ラボはもう一つあるようですし、そっちであっと言わせる成果を出すぜー、とポジティブな書き込みだったらよかったのにと思います。
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by stemcell | 2010-06-12 18:38
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