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アイスランド火山

アイスランドの火山が噴火したようです。私もヨーロッパでの学会にいく予定があったのですが全てキャンセルになりました。飛行機が飛ばないのでどうしようもないです。今回は小さな研究会みたいなものなので、人が集まるか心配です。講演予定者の多くも参加できないでしょう。オーガナイザーから悲しげなメールが届きました。私もまさかこんな理由で参加できなくなるとは思いませんでした。

今回は出発前にチケットを買った業者から前日に「予定の飛行機は欠航が決まったが、となり街におりる飛行機は飛ぶそうだから、朝早めに行って乗せてもらうように交渉する必要がある」と聞かされていました。しょうがないので一番電車で空港に向かいました。そこで交渉したわけです。

飛行機には何度ものりましたがこのような交渉は始めてです。飛行機が欠航した場合は私の買ったような格安チケットでも他の飛行機に割り振ってもらえるようです。しかし今回の交渉を通じて、そのような時航空会社は、なるほど、このように対応してくるものなのか、という体験をしました。

まずその代替の飛行機が満席なのかどうかはあいまいにしました。また飛ぶのが遅れるのはいいのですが、正確にいつ飛ぶのかは答えてくれません。ほんとに未定なのかもしれませんが、そのようにしてこれから目的地へ向かう人(つまり家へ帰れる人)を家へ帰らせようとしているのだと思います。帰る家が到着地のような人の場合、飛行場で待つしかないですものね。そのような人を乗せないといけないのでしょう。

あとは服装です。私は普段着でいきましたので、どこかのバックパッカーと見た目変わりなく、学会へ行くために切羽詰まった感じには見えなかったのでしょう。チケットはあと一ヶ月取り直しができるから、また旅行は組み直して、と言われました。ようするにビジネスマンを優先する必要がある、ということでしょう。

結局そのようなやりとりを通じて私も面倒になり、結局行くのをあきらめて帰ってきました。まあそれはそれで良かったかもしれません。向こうでも復路を入れて飛行機を4回乗り継ぐので、結局どこかでスタックした可能性大です。

この旨旅行会社に報告すると、そのような時はあきらめてはダメ(負け)で、代替便の搭乗券をくれるまでねばる必要があるとのことでした。もしも今後ほんとに切羽詰まったときはそのような心持ちでカウンターと交渉する必要があるとの認識を強くしました。ようするにこのような場合の搭乗順は早いもの順ではないので、カウンターが行う格付けでなるべく上位にならないと搭乗券はもらえないのです。

その代替便ですが、私が交渉していたときはフライトスケジュールでは「出発時刻未定」の表示だったのが、その2、3時間後突然、「欠航」の表示も「出発」の表示もなくスケジュールから消えました。そっと隠れるように出発したのでしょうか。このようなことを航空会社はするものなのです。
by stemcell | 2010-04-18 14:22
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