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不正経理

大学教員の不正経理に関するニュースが今朝報道されました。文科省等の研究費を不正に使用した証拠をある新聞社の記者が卸業者から受け取り、朝刊ですっぱ抜いたかたちです。

研究費は基本的に大学の事務が管理しています。日本の研究室では、試薬や物品をメーカーからではなく、卸業者を介して購入します(メーカーは直接売ってくれません)。研究者は試薬等の注文を卸業者に出し、業者が試薬を研究室に納入、その後請求書を研究室に送り、研究室がその請求書を大学の事務にまわし、それにそって大学の事務が業者の口座に振り込みます。なので通常お金は研究者を経由しません。

そこでまず大型の機器類を卸業者に発注し、実際はその機器が納入されていないのにも関わらず業者はそれを納入したことにして伝票を作成、大学から一定額を受け取ります。これで業者にお金がプールされたかたちになります。そして研究者と業者の間で自由にその額の研究費を使用できるようにしていた、というのが今回の不正の多くの場合の手口です。

一説によるとそのようなことは昔はよくやっていたようです。しかし多くの場合それは教員が私的に使用するためというよりも、学生の学会参加のための旅費や宿泊費を工面したりする必要性にかられたもののようです。もちろん一部には私的に使用していた人もいたのでしょうが。あとは研究費が年度単位で使い切ることを求められるため、不要ともいえる試薬を年度末にあまった研究費で大量に購入したりすることが必要だったりもしたのです。それだったら業者にプールしておいて来年使おう、というのが主な理由と思います。そもそも予定どおりに研究が進むなんて事はあまりありませんし、研究費を余らせると結局は大学や文科省が不要なものに使用するだけですからね。国民に返ってくるなんてことはありません。

しかし最近はこのような不正使用は厳しく見られるようになりました。それでも行っていた研究者は罰せられてもしょうがないですね。ちょっと世の中を甘く見ていたのでしょう。余った研究費を次年度に繰り越すことも簡単にできるようになりましたし。世の中は変わったのです。学生はかわいそうですが。
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by stemcell | 2011-07-29 19:16

脱線

中国の新幹線が脱線したニュースが最近ありました。電車が追突するというのは発展途上国ではよくあることなので驚きませんが、その後の対応はちょっと信じられないものでした。事故3時間後に車両を壊しその場に埋めたというのですから、驚くというよりも末恐ろしい。3時間後なんていったらふつう救助の真っ最中。ましてや遺体の回収なんてほとんど行われていないはずです。救助班より先に埋没隊が派遣されていたことになります。当然発表された死者の数なんてだれも信じていないでしょう。
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by stemcell | 2011-07-27 06:42

山ガール

先日子供の通う学童クラブのキャンプに参加しました。二泊三日のキャンプで、2年前の2009/07/20のブログで書いたものと同じイベントです。中日に今回は近くの山の登山でした。往復4時間ほどのそれほどたいした山ではないのですが結構疲れました。一緒に登った子供達はなんともなさそうでしたが。今は足が筋肉痛で大変です。最近は自転車通勤で足を鍛えてはいたはずなんですが、使う筋肉が違うのですかね。

登山中、結構若い人が多いのに気がつきました。しかも女性が多い。学生と思われるような人も結構いて、大抵少しおしゃれな服装をしています。このようにおしゃれして登山をする女性が最近増えて、巷ではそのような人達は山ガールと呼ばれているようです。カップルで登山している人も結構いましたね。あまり昔では見られない光景でしたが、聞いてみると団塊の世代ではごく普通のことだったそうです。そういえば私の両親も新婚旅行で登山をしたと聞いた記憶があります。流行は繰り返すものなのでしょう。研究者も結構山好きが多い。なぜかはわかりませんが。
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by stemcell | 2011-07-26 06:30

ワールドカップ優勝

日本代表女子チーム、優勝してしまいましたね。私は1時過ぎまで飲んでいましたが、お酒飲んだあとは必ずそうであるように、3時間後くらいに起きてしまい、そのままワールドカップを見始めました。

試合は日本、防戦一方。実力は明らかにアメリカが上でした。勝てるとしたらドイツ戦のように、ねばってねばって最後に一点取って逃げ切るしかないな、と思っていたので、後半一点取られた時はもう寝ようと思いました。ところがどっこい、2回も追いつきPKまで持って行くとは。たいしたものです。PK蹴りが後攻になったのを見て、初めて勝つだろうと思わせるくらいでした。そんな中で優勝するとはほんと感心しました。

先ほどテレビでイタリアリーグの試合をやっていました。ここ数日女子の試合を見ていたので、やっぱり男子のサッカーは違うな、と思いました。玉のまわりは早いしテクニックもあります。こんな相手と戦って優勝まで持って行くのはやはり日本男子サッカーでは50年はかかりそうです
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by stemcell | 2011-07-19 20:55

ポケモン

ポケモンというキャラクターは10年以上前からあったと思いますが、未だに小学生には人気のようです。小3の長男も最近ポケモンのキャラクターを呪文のように唱えます。どうやらその呪文は全てのキャラクターを憶えられるようにできているのだとか。結局全部憶えているようです。

私の米国のポスドク先のボスの息子も昔ポケモンにはまっていたそうです。日本からのお土産にポケモングッズを渡すと喜んでいたとか。最近のとあるニュースによると米国でも子供達は競ってポケモンキャラクターの名前を憶えているとのこと。有名ハードロックギタリスト、ザックワイルドが子供と一緒にポケモン全部憶えた、というニュースをネットで見たのです。おそらく英語の呪文があるのでしょうね。しかし一緒に全部憶えたというのはすごい。100種類くらいいるはずですから。ギター弾きながら憶えれば私もいけるかな。
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by stemcell | 2011-07-16 14:12

なでしこJAPAN

女子サッカーのワールドカップがドイツで開催されています。私もちらほら見ていましたが、なんと今朝の試合でスウェーデンに勝って決勝に進むことになりました。すごいですよ。これは。しかもそのチームは出来はほんとに決勝に進むのがふさわしくレベルが高い。個人の能力も世界レベルです。どこにあれほどの選手が育つ土壌が日本にあったのか不思議でなりません。わたしの育った地域では女子サッカーはみたことがありませんでしたから。

ワールドカップの決勝に残るのは、男子サッカーではまだあと50年はかかりますね。やはり個人の能力が世界レベルに達していません。あとはなんとなくですが、男子サッカーでは日本選手の世界的な試合における心構えに違いができてしまう気がします。男子サッカーでは例えばロナウジーニョやメッシといった世界的なスター選手ができてしまって、代表選手もようするにそのような人の1ファンなわけで、そのような人達と対等な心持ちで試合なんてできないような気がします。どうしても気後れしてしまうのではないかな。男子は一般的に好きな物や人にのめり込んでしまいますから。そのようなスター選手のようになりたい、というのがサッカーをやるモチベーションにもなっているのでしょうけれども。

一方女子サッカー選手はきっとそれほどのめり込むスター選手なんていないのでしょう。純粋にサッカーがうまくなりたい、というのが動機になっているというか。だから世界的な試合でも気後れしないような気がします。

これはたとえば研究や音楽でも同じではないかな。自分の好きな先人達のことばっかり追いかけていると、結局たいした成果も上がらずオリジナルにもなれないという。そんなことをサッカーを見ながら考えました。
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by stemcell | 2011-07-14 22:10

代替エネルギー

原発事故を受けて自然の力を利用した代替エネルギー開発を進めようという動きが活発です。これにつられて研究費もこれに関連したものが多く目につくようになりました。それを象徴しているのがJSTの研究費です。JSTというのは科学技術振興機構の略で、旧科学技術省の機関です。国内の研究費の半分位が使われているのだと思います。

JSTの研究費は科研費と違ってトップダウン型の研究費と言われています。すなわち、国が研究の大枠を決め、それに沿った研究を募集し、それに研究者が応募するのです。なのでJSTの研究費をもらおうと思ったらある程度その国の目標に合わせた研究を行うことが必要です。そのJSTの研究テーマの多くが、この代替エネルギー開発に向けたものが多くなってきました。

実は80年代〜90年中頃にも似たような流行がありました。自然エネルギーを活用しよう、という研究に大量のお金が投入されたのです。しかしたいした成果が出ずにその流れは廃れ、2000年頃はそのような研究を継続している人達はどちらかというと一種奇異な目で見られたものです。まだやってんの?という感じです。しかしそのような人達はここにきて再度復活。注目されるようになりました。

私はこのような状況を受けて、研究の継続は重要だなと思うのと同時に、今回の研究費大量投入で得られる効果はそれほど期待できないのではと思っています。さんざん20年前にやったことをもう一回やっているだけのようにも思えます。もちろんそうでないことを祈りますが。
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by stemcell | 2011-07-11 07:05

作曲

バンドのメンバーの一人が車関係の仕事をしているので、この夏の節電に合わせ土日休みでなくなり、練習やライブができなくなりました。代わりに新曲作りです。このバンドは特にだれが曲を作るというわけでもないので、曲調はけっこうなんでもあり。私は今までこのバンドでは曲を提供したことはありませんでしたが、少し考えてみようかな。

節電対策はどこの大学でも大変そうです。私のいる大学では昨年度の15%減ですが、中には25%減を原則としているところもあるようです。そうなるともう冷房はできないでしょうね。測定器、特にNMRとかも夏の間は止めざるをえません。日本の多くの場所で研究環境は悪化しています。研究の進みも鈍るでしょう。

電力は実は結構余っていて、今の節電キャンペーンは東電を中心とした原発組の「やっぱり原発は必要でしょ」キャンペーンなのだという噂がネットでは少し前からあります。根拠の一つが東海村での臨界事故です。その時も原発は止まったのに夏の電力供給は問題なかった、と言われています。そのとき原発がほんとに全部止まっていたのかは私は確認していませんが、ほんとだったら許せません。
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by stemcell | 2011-07-10 18:03

あかちゃん

数週間前、私の弟の子供が生まれました。彼にとっては最初の子供です(のはずです)。私の長男も夏生まれで同じ男の子だったのでちょっと状況が似てますね。なんとなく現在の彼らの状況が思い浮かびます。必死に新米パパを頑張っていることでしょう。私と違うのは、私は当時ポスドクだったので比較的時間が自由にできました。しかし彼は既に働いていて、立場的にそれなりの重責を負うはずなので、その点は苦労しているのかもしれません。

今回出産は大学病院だったそうです。そこでは中学生以下の子供は赤ちゃんを見に中に入れないとのことでした。大学病院はどこもそうですよね。産婦人科に限らず。これはなんでなのかな。感染症を持ってきてもらってはこまるということなのか、逆にうつしてはまずいということなのか。それともただ単に騒ぐからか。子供からすると自分の弟や妹をすぐに会えないということで、ちょっと寂しいような気もします。
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by stemcell | 2011-07-07 07:00

腹7分目

昨日NHKで長寿遺伝子発見、という見出しの番組を見ました。なぜかキンちゃんがナレーションをしていました。私は彼久しぶりに見ました。もう70近いはずですがね、元気であまりかわらない様子でした。

その長寿遺伝子はサーテュインというものらしいです。私はまったく知りませんでした。このサーテュイン遺伝子の発現を活性化すると長寿になるとのこと、そのためには常に通常の70%のカロリー摂取にする必要があるとのことです。つまり腹7分目を常に続ければ、体の老化のスピードが遅くなり、長生きしますよ、とのことでした。まあ感覚的にはよくわかります。腹7分目を続ければ体としては余計なことをしなくて済むので、その分個々のパーツの消耗が少なくてすむ、という感覚でしょうか。お腹いっぱい食べるな、というのは昔から言われますからね。日本人にとってはわかりやすい。

サーテュイン遺伝子は体が少し飢餓状態になると発現してくるそうです。なので腹7分目を続ければ常に高い発現状態に維持されるとのこと。それはほんとでしょう。でも腹7分目を続けて長生きするのがサーテュイン遺伝子活性化のせいなのかは、テレビだけではよくわかりません。そのあたりをしっかり確認しないと落ち着きが悪い。この場合、サーテュイン遺伝子の活性化がおきない動物に腹7分目を続けさせ、その個体の寿命を通常の動物と比較することが必要と思います。きっとそういう実験はやっているのだとは思いますが。
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by stemcell | 2011-07-04 23:23