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最近鳥がよく庭にやってきます。けっこうかわいい。昔はまったくといってよいほど鳥には興味がなかったのに、年を取るといろいろ変わるものだと自分ながらに思いました。興味がある分、目につくようになったのでしょう。しかしそれらの鳥の名前はいまいち確信が持てない。大きいのはヒヨドリかな。そういえば雀がいません。最近めっきり見なくなったような気がします。これはなぜなのか少し気になります。もっとも町中に飛んでいる鳥は地域性が多少あるのでしょうが。そういえばオーストラリアではオームのようなカラフルなでっかい鳥が町中を飛んでいてびっくりした記憶があります。米国で見た初めて見たハミングバードもよく憶えています。ああいった鳥は日本のましてや町中では見ないですね。
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by stemcell | 2011-04-29 06:44

のだめカンタービレ

今週はバンドの練習も無く家で過ごしました。テレビをつけると表記の映画がやっていました。ついつい見てしまいました。このタイトルのテレビドラマは数年前放映されていたことはしっていました。私は見ていませんでしたが、だいたいどのような内容かは知っています。クラシック音楽(ピアノ)を学ぶ音大の人達の日常をおもしろおかしく描いたドラマなのだと思います。このドラマのおかげでクラシックを聞く若者が多少なりとも増えたとか聞きました。映画はその続編で、音大卒業後、主人公達がヨーロッパで修行を積む話でした。暇で見始めたのですが、結構はまってしまい最後まで見てしまいました。なにか感情移入する箇所が多かったのです。

まずその彼女/彼らのシュチエーション。音大を卒業した後、ヨーロッパで修行を積むという設定は、学位取得後海外でポスドクを行った自分の状況を思い出さずにはいられません。どんどん経ってしまう時間、それでも何者にもなれない歯痒さ、音楽で結果が出ない状況は、良い実験結果が出ず時間ばかりが経つポスドク時のプレッシャーそっくりです。その状況を共に過ごした仲間の存在なんかも映画で描かれていますが、その度昔を思い出します。恋人を残し武者修行で単身海外に行き、数年後ようやく会えた、という設定もありました。これも昔を思い出させました。

映画では音楽を演奏する楽しさと難しさも描かれています。映画でやっていたピアノをオーケストラと共演するということと私がやっているようなバンド演奏とはだいぶ違うように思いますが、実は似ている部分が多い。まずどちらもライブ演奏です。そこでのできは客席から伝わりますし、仲間と共演する楽しさ、良い演奏が出来た時の充実感はとても理解できます。半分コメディー映画ですが、私は少し泣けました。
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by stemcell | 2011-04-24 21:50

論文再投稿

半年前にレジェクトされた論文の改訂が終わりようやく再投稿できそうです。以前投稿した時は3人のレフリーにだいぶ追加実験を求められました。しかしエディターは比較的好意的だったのでレフリーに素直に従い追加実験を行い、再投稿することにしました。おそらくもう一度同じレフリーにまわることでしょう。そうすればなんとか通るのではないかと期待しています。インパクトファクターは10ほどの雑誌です。新しいテーマでの仕事だったのでこれが通れるかどうかは今後の研究費取得に大きく影響します。研究費はある程度実績がないと通らないのです。つまり新しい研究を始めるための研究費をもらうためには新しいテーマの研究成果が必要なのです。矛盾していますが、これが日本の競争的研究費制度の現状なのです。そういえば昨年応募した若手研究Bの採択結果が出ませんね。通常4月初めに発表されるのですが、とある法案が通ってからでないと発表できないと言われました。今年度の研究費がいかほどになるのかまだわかりません。震災で国会が進んでいない影響がここにも出ています。
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by stemcell | 2011-04-21 22:00

新学期

新学期が始まって半月ほどが経ちました。被災地の小学校でも授業が始まったとニュースでやっています。津波の被害にあった地域のいくつかの学校では教室が使えず、体育館に段ボールで仕切りをつくって仮の教室をつくりそこで授業をやっていました。なかなか大変です。教える教師側も大変でしょう。でもひょっとするとそんな状況だからこそ先生のやる気はがぜん出てくるかもしれません。

原発近辺の小中学校の様子もニュースで見ました。やはり大半の学校は屋外での活動は自粛しているようです。放射線が地域によってはけっこう高いですからね。。しょうがないと思います。子供の被爆が年間20ミリシーベルト以上になってしまうと思われる地域の学校では屋外活動自粛との基準だそうです。前書いたように(男性の)放射線取り扱い従事者の年間被爆量は50mSvかつ5年で100mSvを超えないように法律で決まっています。ということは、年間20mSvという基準はほとんどこの大人の男性の放射線従事者並みの基準です。子供にはもっと低い線量限度を基準にすべきと思いました。放射線の影響は小さいうちほど大きいことは明らかですから。そもそも放射線取り扱い従事者(私もそうです)のほとんどは低い放射線しか扱わず、かつ遮蔽をしますので、自然放射線(年間2〜3mSv)に比べるとほとんど些細な被ばくしかしません。しかしその被ばく限度量に近い放射線を浴び続ける子供達がこの日本にいると思うとなんとも悲しいというかなんというか。なぜこんなことになってしまったのか非常に残念です。気持ち的にダメージを受けます。当事者でもなければ多くの直接的被害も受けてはいないのにです。潜在的に多くの日本人もそう感じてはいないでしょうか。このままでは国全体が自身を無くしてしまうような気がします。今回の原発事故はそういう意味でほんとに罪深いと思います。しかし、それではいかん、と思います。皆さん気持ちを奮い立たせましょう。
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by stemcell | 2011-04-19 21:58

4年生

今年も研究室に4年生が配属されてきました。毎年のことながらクローニングの操作を教えることになります。私のいるラボでは学生を組にして一つのテーマを行うようなことはせず、各々に独立したテーマを与えるようにしているので、最初はどうしても教員が直接実験を指導することになります。なので自分の実験は一ヶ月くらいは進みません。しかし最近、一人で一つのテーマを行うと論文にするに足る一定の成果を、たとえ修士にまで進んでも、なかなかやりきれなくなってきました。最近の生命科学はだいぶ成熟してきたので、論文にする上で必要なデータ量がどんどん増えているように感じます。そうなってくると一つのテーマを複数人で行ったほうがひょっとすると学生にとっても良いのかもしれません。難しいところです。
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by stemcell | 2011-04-11 22:36

専門家のいかげんさ

茨城沖の小魚から基準値以上の放射能が検出されたようです。予想外の早さで蓄積した、と一部専門家は言います。しかしね。。魚介類への影響はすぐにはない、と断言したたった一週間後ですよ。数年と考えていたのが半年だった、というならまだしも。専門家と言われている人達がいかにいいかげんか、多くの国民は今回の震災で痛感したのではないでしょうか。それらの多くの人は大学の教員です。
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by stemcell | 2011-04-06 06:47

被爆量を計算

長期的に低い放射能を浴びた時の影響は結局のところよくわからないようです。きっと統計学的にはっきりとした結果は得られていないのでしょう。放射線は種類によっても浴びた量によっても人体に対する影響はかなり異なるのですからしょうがないことと思います。

昔とった放射線主任者の教科書を引っ張りだして見てみると(だいぶ忘れていましたので)、放射線取り扱い従事者の放射線を浴びる限度は(男性の場合)5年で100mSv、かつ各年50mSv以内となっています。この基準値以内であれば影響はないと考えてよいと思います。これを基に今の線量を比べてみることにしました。

まず福島市内の空間線量は現在約2.5マイクロSv/hです。この値は放射性ヨウ素の8日という短い半減期によって下がって来てはいますが、逆に言うと20日ほど経った今ではこれ以上値は下がりにくくなっていると思われます。そこで内部被ばくを考慮にいれだいたいの放射線量を3マイクロシーベル/hとします。すると年間の被ばく量は3(マイクロSv/h) X 24 (時間) X 365 (日) = 26.3 mSv です。この計算結果をどう見るかは人によると思いますが、私は、影響はない、と断言するには微妙な値のような気がします。更に地表の放射線はもうちょっと高いことが予想され、背の低い子供への影響は軽視できない気もします。

シーベルト(Sv)という単位もそもそも曖昧です。これは放射線の強さを表すグレイやベクレルといった単位とは異なり、放射線の種類による人体の影響を考慮したある係数で換算した値です。この係数が結構いいかげん。ガンマ線やX線といった光子は1、アルファ線は20、β線は1、中性子はエネルギーによって5、10、20という異なった値をとり、それらを吸収線量(グレイ)にかけ合わせて出す値です。しかもその換算係数は時代によって結構変わっていたと記憶しています。このことからも放射線の人体への影響はいろいろわからないことが多いのだと思います。
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by stemcell | 2011-04-05 07:02

恋愛ソング

今日はバンドの練習がありました。震災後初めての練習で、皆で演奏するのはほぼ一ヶ月ぶりです。当然震災の話題になり、メンバーの当日の様子などを聞きました。材木につぶれそうになったり、遊園地の乗り物に乗る前でまだよかったとか、レコード棚が倒れるのをただ見ているしかなかったとかそういう話を聞きました。練習は数時間したのですがいまいちノリません。こんな時だからしょうがないのでしょうが。練習中、スピッツ(という有名なバンド)の活動休止が話題になりました。リーダーが震災ニュースに自家中毒を起こし予定されていたライブができなくなった、という話題です。ネットではエアー震災でやられた奇特な人、ということになっているらしい。芸術家はそうなのかねーとか話していました。音楽でそれなりにやってきた人なので、ほんとに感受性が強いのかもしれません。俺は少しわかるなーというメンバーもいました。がしかし、私はどっちかというとその話を妻から数日前聞いたときよくわかりませんでした。でも今日演奏中に思ったのですが、彼らの音楽は所謂恋愛ソング。そんなものをこの時分にライブで演奏したり、ましてや歌って客と盛り上がれるか?と考えるとそれは無理ですね。そう考えると彼らのライブ中止自体は納得がいきます。
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by stemcell | 2011-04-02 18:54

お抱え学者

だいぶ原発の状態があらわになってきました。相当ひどい状態です。テレビに出てる学者がいくら安全だといってももうだれも聞く耳もたないのではないかな。今でも公の場で“すぐには人体に影響はありません”と言い切っています。そういっている彼らはおそらく福島の原発付近には近づかないでしょうし、その近辺での生活も敬遠するでしょう。そこの住民が今どのような気持ちで生活しているかを考えたらそのような発言は私はちょっとできません。そもそも長期的に放射線を浴びたときの影響が問題なのに、”今はすぐに影響がでない”なんてのは当たり前で、議論が矛盾しています。ことが進めば今テレビに出ている学者の責任問題になるかもしれません。事故初期にテレビに頻繁に出ていた大学教員は最近ぜんぜん見ないですし、怖くなって逃げたかな。
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by stemcell | 2011-04-01 07:04