<   2010年 09月 ( 13 )   > この月の画像一覧

博士課程進学者

日本の大学院は修士課程と博士課程にわかれています。大学学部を卒業して大学院に入学し、通常2年で修士課程を終え、その後更に3年博士課程があります。博士課程で所定の単位を取り、博士論文を書いて審査に通り、ようやく博士号がもらえるわけです。なので博士号を取ろうとすると早くても27歳まで学生をやることになります。しかも一時期大学院重点化で人が増えたので、博士号をとっても大抵はポスドクと言われる博士契約研究員で食いつなぎ(私も5年間やりました)、常勤ポストへ応募しまくり、35までに助教になれれば御の字、と行った感じでした。それを若い人たちは見てるので、最近はめっきり博士課程に進む人が減りました。大学院に進んでも多くの学生は修士をでて博士課程に進学せず就職するのです。

でも研究が好きで(たまに就職が決まらなかったという理由の人もいますが)博士課程に進む人もいます。逆にこんどはそのような人は大抵博士課程取得後就職を希望しません。考えてみれば不思議ですが。アカデミックの世界にいたって研究テーマが学生時代とずっと同じなんてことはほとんど無いのですがね。結果ポスドクを40過ぎまでやる人も最近は多いです。このような人の受け皿をなんとかしないと日本のサイエンスは今後危ういです。多くの最先端の研究は優秀な若い大学院生やポスドクで成り立っているといっても過言ではありません。

昔どうやったら将来アカデミックポストに残れるのか?と聞かれたことがあります。私の15年ほどの経験から、博士課程もしくはポスドク後アカデミックポジションに残れている人の共通点あるように思えます。

日本ではいわゆる講座制が残っているところがほとんどなので、博士取得後アカデミックポストを最初に得ようとした場合、たいていは助教(昔でいう助手)のポジションでしょう。その場合研究室のポスの下に入るわけです。したがって大抵は自分の教え子を助教として採用する場合がほとんどです。海のものか山のものかわからない人を助教で採用することはまずありません。私が採用する立場になったとして考えれば容易に想像がつきます。ということは博士取得後大学でポストを得るには、大学院の時、10年後に助教を採用する立場になりそうな人につくことが重要と思われます。ようするにエスタブリッシュされたシニアの教授よりも若い優秀(そう)な准教授クラスの人について、その人のメインテーマで博士課程を終えるのです。そしてできる限りよい成果を上げその人の一番弟子になることが重要です。10年後にはその人が自分のラボもしくは助教を採用できるラボを構える可能性が高く、そのとき拾ってもらえるかもしれません。一度助教になれば自分のテーマも一応始められ、落ち着いて独立の機会をうかがうことができるでしょう。私と同年代の人でアカデミックポジションを得ている人は、多少の差はあれ、大抵はこのパターンです。もちろん上のようなことを考えて博士課程に進んだ人などいないでしょうし、結果論的な考察です。そうでない人もいますし。特に独立した助教や准教授のポストも増えてきましたから、このパターンは今後当てはまらないかもしれません。その場合、博士課程ではなくポスドク時に非常な成果を上げることが重要で、大学院時代のテーマを引きずるのは得策でないと思います。
[PR]
by stemcell | 2010-09-30 22:58

きのこ

今日妻の叔母からキノコが届きました。毎年この時期になると山でとれたキノコをよく送ってくれるのです。アミ茸というのだそうです。傘の裏が網目状になっているからこのように呼ばれるらしい。豚バラと一緒に炒めたものですが、とてもおいしい。ちょこっとぬるぬるして食感はナメコに少し似ています。市販されたいるのは見たこと無いので、キノコ狩りにいかないと食べれないで珍味ですね。子供もよく食べました。

f0152146_2126275.jpg

[PR]
by stemcell | 2010-09-29 21:26

中国漁船

中国漁船の船長が逮捕されるというニュースがありました。今思えばとっとと返すのが得策だったと思うのですが、その時誰もが(総理も)傍観していたのでしょうね。だれかがやってくれるみたいな。その点で総理の責任かな。根回しなしに即決できるのは立場上彼くらいでしょうから。

ネットでは小沢けしからん、とこういうことになっていると妻から聞きました。昔あれほど大人数を引き連れて訪中したのに今回その伝手をたよりに政府を助けなかった。結局あやつは国のことより自分のことだけを考える人間なのだ、とこういうことのようです。

しかしね、、あのような党首選挙をやった後では彼は出て来れないでしょう。普通に考えて。出てきても今の民主党幹部が嫌がるんじゃないですかね。そもそも事件が勃発してすぐは彼らはまったくことの重大さに気づいておらず、小沢のことなど頭もかすらなかったと思います。
[PR]
by stemcell | 2010-09-28 20:44

科研費申請

論文を再投稿して一週間経ちました。インパクトファクターが比較的高いところに送ったので(だいたい10くらい)レビューに回るか不安でしたが、どうやらまわったようです。一安心。

今年も科研費の申請時期です。科研費は科学研究費補助金の略で文科省の旧文部省管轄の研究費です。ほとんど全ての大学の研究者はこれに応募して研究費もらって研究をします。それがもらえないと私のような生物系研究者はまず研究できません。試薬も高いですからね。どれくらい必要かというと、学生も増えてきたので最低年間500万は欲しいところです。それでも消耗品で全部なくなり備品やましてや人など雇えません。科研費で若手が応募する最も一般的な研究区分は若手Bというものですが、これは2年間でだいたい350〜400万しかでません。それでも採択率は3割弱です。お金の工面はほんとに大変です。ちなみに文科省の研究で旧科技庁系の研究費は科学技術振興財団(JST)から出ています。その他農水省や運輸省の研究費もあったりしますが、それらは対象分野や具体的なテーマが毎年決まっており、それに合わないとなかなか申請できません。研究者からテーマを出す所謂ボトムアップ型の研究費制度は科研費しかありません。ちなみに研究費は当然税金です。それ故か最近は、科研費を使いどのような研究者がどのような研究を行いどのような成果を出したかネット上でだれでも見れるようになっています。

私は今もらっている若手Bが今年度までなので今年は新たに申請書を出します。学内の締め切りが来月半ばなのでそろそろ書き始めようかと思います。申請書の書式は取り寄せました。申請書を書くことは大変ではありますが、今後の自分の研究の方向性を整理することにもなり、通らなくてもまったく無駄にはならないと思います。現在大きく3つのプロジェクトが動いていますが、一つは研究費があと2年付いているので、今年は残り2つのプロジェクトの研究費を申請しようと思います。ひとつは若手Bですね。なんとしても当てねばいけません。最後の一つは論文がまだ出ていないので研究費は厳しいと思いますが、どこか新学術のどっかに出してみようかな。申請書を書いておけばまたいつか焼き直して申請できますし。
[PR]
by stemcell | 2010-09-25 17:58

ぶどう狩り

昨日の休日はぶどう狩りに行きました。といっても大雨なので狩りはせずにそこで売っているぶどうを買って食べました。ぶどう狩りでよいのは取れ立てを食べられることと、普段見ないぶどうを食べられることです。細長い緑のがピッテルビアンコ、紫が入ったのがマ二キュアフィンガー、大粒の緑色のはなんていったか忘れました。たしか3文字。誰か教えてください。どれもおいしいです。3つとも取った後の痛みが早いので流通しないとのこと。ぶどう園からの発送も受け付けないとのことでした。ぶどう狩りにいかないと食べれません。

f0152146_23113129.jpg

[PR]
by stemcell | 2010-09-24 23:11

運動会

先週の土曜日は長男の運動会がありました。徒競走、去年はビリでしたが、今年は5人中4位でした。それでもうれしそうでした。

今年も父母席となるようなスペースは無く、皆立って観戦です。結構疲れました。一年生だった去年は午後早い時間に子供の競技が終わるのでまだよかったのですが、今年は結局最後まで見ました。

見ていて楽しかったのは5、6年生の騎馬戦ですね。午前中女子、午後は男子がやりました。かなり真剣にやっていました。作戦もあるようで大将を囲んだり、挟み撃ちにしたりとなかなか白熱していました。最後に残った大将は敵に囲まれ、奮戦しましたが最後は紅白帽を取られて負けました。悔しくて泣いている子もいました。やはり運動会といえども勝負事はこれくらい真剣にやらないといけませんね。並んでゴールなんて教育上良いことなんてないと思います。
[PR]
by stemcell | 2010-09-23 19:51

検察と研究者

最近検事が逮捕される事件がありました。自ら作ったシナリオ通り容疑者が犯人になるように証拠品を改ざんしたとか。呆れるを通り越して恐ろしいです。いったい検察はどうなっているのか。他の検事が改ざんに気づかなかったということはまずないはずです。あれだけ世間を騒がせた事件なのですから。

シナリオ通りにいろいろ改ざんする点は研究者のデータねつ造と似ています。このようなことをする人はどの分野にもいのではないかと思いますが、他人よりも秀でていることを至上命題としてきた受験偏差値の高い検事や弁護士なんかはこのような傾向の人が多いのかもしれません。研究者もそうかもしれませんが。そういえば捕まった検事はねつ造で報道された研究者とどことなく風貌が似ているような気が。

マスコミの報道もひどい。そもそもこの事件に関する報道は最初っからひどいものでしたが、今日の夕刊の報道も輪をかけてひどい。それによると、捕まった検事が上司にデータ改ざんを報告していたと、検察関係者が証言した、とあります。いったいこの検察関係者というのは誰なのか。こんな出所を明かせない情報を新聞は垂れ流していいのですかね。この事件に関する報道はずっとこんな感じでした。検察のいいようにマスコミは操作された情報を報道している、と思われてもこれではしょうがないでしょう。マスコミ関係者は検察よりもひどい集団かもしれません。そもそも根拠のない情報を報道しているのですからねつ造にもなりません。
[PR]
by stemcell | 2010-09-22 21:42

ギターアンプの特性

日曜日はバンドの練習がありました。今回は今までとは少し違うアンプの設定を試しました。ここ数回のライブの音源を聞いたところ少し歪みが強すぎると感じたからです。客観的に自分の音を聞くといろいろわかります。

私はギターアンプにシールドを直につなぎ、エフェクターのたぐいを使いません。なので音の歪みや音色はアンプで設定します。通常のアンプは音量を決めるボリューム、歪みを決めるゲイン、音色を決めるHigh, Middle, Bassの5つのつまみが基本としてあります。このつまみを調節して音を作ります。私の経験上、ゲインを上げボリュームを下げると高音の聞こえが悪くなる傾向が多くのアンプにはあります。今回は逆にゲインを下げボリュームを上げたのでHighのつまみは下げることになります。このへんはギターリストの好みもあるのでしょうが。

今回練習では一応満足のいく音が出ましたが、アンプはライブハウスによって違うので、そのつど設定を試行錯誤しなくてはいけません。アンプの特性も違いますし。ペダルを使えばこの辺あまり問題にならないのでしょうが、やはり真空管アンプでつくった歪みのほうが私は好きなのです。
[PR]
by stemcell | 2010-09-21 21:08

博物館

今日は朝から子供をつれて上野にある国立科学博物館の哺乳類展を見に行きました。来週日曜が最終日なので混むだろうと朝早起きしてしかも行きは新幹線に乗っていきました。予想通り朝早くにも関わらず入場待ちでした。といっても5分くらい並んですぐ入れましたが。一時間ちょっと見て出てきたときは長蛇の列でした。新幹線を使ってよかったです。

展示ははっきり言っていまいちでした。ほとんどは大型ほ乳類(主にクジラ)の骨の展示で、それだけではいまいち姿を想像できないのですよね。。恐竜展ならまだしも。しかし所々実際の映像があるのでそれは良かったです。

一昨年は同じ場所の恐竜展にも子供を連れて行ったことがあります。そのときも結構人がいて、子供も小さかったのでその特別展示だけをみて帰りました。が、今回は朝早く行ったこともあり見終わったあと常設展示にも足を運びました。

よく考えたら私は国立科学博物館の常設展示は初めて見ました。海外の博物館は学会などで行った際ちょこちょこ行ったことがあるのですが。全部は観れなかったのですが展示はなかなかよかったです。結局ほ乳類の結構まとまった展示もありました。その他の展示も工夫を凝らしていて面白かったです。でも子供のうちは展示の細かいところはいまいちわからないようで、一番喜んでいたのは体験コーナーのような場所でのアトラクションでした。

国立科学博物館と似たような場所で科学未来館というのがあります。こちらも行ったことがあります。どちらも文科省の管轄で、たしか前者は旧文部省、後者は旧科技庁系の息のかかった箱ものだったと思います。去年の事業仕分けでもいろいろその辺が突っ込まれていましたが、確かにその2つがある意義はないように思いました。やりたいことの違いがわかりません。そういえば科学未来館へも恐竜展を見に行ったのでした。一つにしてしまっていいのではないですかね。
[PR]
by stemcell | 2010-09-20 17:49

扇風機

私は一般的にメゾネットとよばれている賃貸住宅に住んでいます。2階建てを縦に半分ずつ2家族が入るような作りです。それぞれの家の中に階段があります。作りは古く、築30年ほど経つでしょうか。一つ一つの部屋も小さくできています。住みご心地はよいという訳ではありませんが、周りの環境もまあまあで庭も少しあるのでまだすんでいます。越してきてからもうすぐ5年ほど絶つのでしょうか。

狭い分はまあ良いのですが、問題はクーラーを置いても家のほんの一部分しか冷えないことです。今は2階の寝室にクーラーがありますが、1階はまったくありません。今年は暑かったですね。。あまりに暑いので扇風機を一台追加で購入しました。しかし部屋は狭いので床に置くタイプではなく壁につけるタイプを買いました。それをつけるには壁に大穴を開けなくてはいけません。しかしここは賃貸住宅。そんなに大きな穴は開けられないことはなんとなくわかっていたのですが、なんとかなるよ、と購入。つける段になっていろいろ苦労しましたが、なんとかアレンジして壁への負担を極力かけないように取り付けました。おかげで真夏は乗り切りました。

しかし先日旋風機が異様な音を出し始めたので調べてみると壁への接着が緩んで外れかけていました。危ないので急遽外しました。もうそのまま戻すことは危なくてできません。だいぶ涼しくなってきたので今年はもうつけないことにしましたが、来年また付け方を考えなくてはいけません。賃貸住宅はいろいろ大変です。周りの人はマンションや一戸建てを買う人もいますが、私は今は考えていません。今の職場にずっといるかもわかりませんし。研究者は家を持つのは難しいです。
[PR]
by stemcell | 2010-09-18 17:47