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大型研究費

以前話題にした内閣府の研究費の申請が閉め切られたようです。応募数は560件ほどだそうです。この応募数の多さはちょっと予想していませんでした。みんな自分の研究(歴)に自信があるのですね。びっくりです。

あるシニアの研究者は自身のブログで、このプログラムは透明性がきわめて高く歓迎すべきプログラムだ、とか言っています。きっと自分のところに周りから応募するよう連絡が入ったのでしょう。完全公募でうれしい限り、とか言っていますが、公募前に各省庁が内々にいろんなところに話をもっていっているはずです。そのような話が来ない人が出したって通るわけがありません。560件の応募の書類審査を一週間で行うのですから。それくらいこのシニアの研究者もわかっているはずですが、きっとそれを踏まえて相当通る自信があるのでしょう、この問題のプログラムを手放しで絶賛しています。

私が問題と思うのは、結局個人に付かずにプロジェクト型になってしまっているところです。研究というのは研究者個人の発想に基づいて行うのが基本です。あるプロジェクトの一員になろうとすると、そのプロジェクトに合うように個々の研究者が自分の研究をある程度ねじ曲げないといけなくなってしまいます。これはJSTが行っているトップダウン型の研究費と基本的に変わりません。このシニアの研究者は、トップダウン型の研究費をかなり否定してますが、結局今回の”みかけ公募型プロジェクト”のトップだからよい、というだけのことです。

それよりは基盤研究を充実してほしい。3年でたった500万ですよ。それでも採択率2〜3割。差があり過ぎです。
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by stemcell | 2009-07-31 22:03

恒例の花火

先週末、近所の団地で夏祭りがありました。昨年7月27日のブログでも例年行われるこの祭りのことに触れました。花火が最後に上がります。家から自転車で10分くらいで行けるので、時間があるときは晩ご飯後、子供を後ろに乗せ自転車で見に行きます。団地の中の野球場で上げるのでそんなに大きな花火は無いのですが、近くで見れます。これがなかなか良いのです。今年も昨年同様不況の影響か本数が少なかったのですが、打ち上げ方を工夫して、少ないながらもなかなか楽しめました。子連れだとあまり大きな花火大会に行くのはおっくうなので、ちょうど良いです。

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by stemcell | 2009-07-28 21:05

2700億

現在内閣府が、国内の特に優れた研究者30人に総額2700億円の援助をするというプログラムを進めています。一人当たり90億。とんでもない金額です。どれくらいとんでもないかと言うと、ほぼ全ての研究者が毎年応募する、科学研究費補助金(採択率は約2〜3割)の総額が年間2000億くらいです。その1.5倍の額をたった30人で分け合おうというのだから驚きです。いったい誰がこんなプログラムを企画したのですかね・・現役の研究者ではないでしょう。こんな金額、一人で使いこなせるわけがありません。特に生物系の研究者は。そもそも研究に対して付くのではなく、研究者に対して付くのです。こんな研究費の存在が海外に知れたら、日本の科学政策の未熟さぶりをアピールしているようなものです。お金を使うことが足手まといになって、研究どころではないでしょう。

と思っていたら、案の定あちこちで声の大きな人たちが、自分の分野で一致団結、その研究費をぶんどろう、という流れになっているようです。募集要項では研究者個人が応募するスタイルになっているようですが、”我こそは90億もらうのに相応しい人物だ”、といって応募する人はほとんどいないでしょう。超有名なiPS細胞の山中さんくらいの人は直々に内閣府から是非出すように連絡がきていると思いますが。そのような人たちは応募前に中心研究になることは確約されているのだと思います。

結局おのおのの学問分野のそれ相応の年代の人たちが寄り集まって協議して中心研究者を決め、その神輿を担ぎ上げ、なんとか自分達に研究費をもってこよう、という流れでなのでしょう。そもそも募集要項を見ると、そのような形を想定してもいるようです。中心研究者の応募の後、自由形式の応募書類を提出することになっています。ここにおそらく中心研究者の下に付く研究者の名前がずらずら入るのだと思います。ようするに形を変えた特定領域研究費になっています。もともとの研究費の趣旨とも外れ、まったくなんのための研究費なんだか。今月末が締め切りで来月中頃ヒアリング、来月終わりには決定、というのですからまともな審査なぞ望むべくもありません。それよりは科学研究費補助金のひとつひとつのプロジェクトの予算を倍にするほうがよっぽど良いと思います。そもそも中心研究者になるような人がそんな研究費を本当に必要としているのかどうか怪しいと思います。
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by stemcell | 2009-07-24 21:55

学童キャンプ

4月から小学校に入った長男は、学校終了後近くの学童保育に通っています。今回の連休は2泊3日で息子の通っている学童保育のキャンプに行きました。この学童保育施設は親が運営しており、指導員(男女1人づつ)はその親達に雇われているかたちになっています。なので各種運営事事項やイベントなどは親が動かないと始まらないのです。今回のキャンプも例年行われているもので、始まってから15年ほど経つとか。今年長男が一年生として入所したので当然参加は今回が初めてです。参加してみると児童50人、その人数と同じ位親が参加するので計100人規模のキャンプでした。その準備もかなり大変そうです。学童に子供が入所してから4、5年目の父親達が中心になってキャンプを実行しているようです。

今回は初日にバードコール作りとカレーコンテスト。二日目はハイキング、川遊び、温泉、キャンプファイヤーと盛りだくさんで子供達はとても楽しそうでした。1〜6年生をまぜこぜで遊ぶ機会は今は学童くらいしかないのではないでしょうか。家では私のことをパパと呼ぶ長男が他の子供の前ではお父さんと呼ぶのでちょっとびっくりしました。いろいろ上級生の影響を受けているのでしょう。毎年の実績があるので企画の要領もだいたいわかっているようで、時間配分もよく練られたものでした。子供は9時に寝させますがくたくたなのですぐに寝てしまっていました。

その後10時から親達が集まって反省会と称した懇親会がありました。これがまた凄い。親だけで50人くらいいるのでちょっとした宴会です。仕事も趣味もかなり異なるヘテロな集団でこんなに大人数の宴会はほとんど私は初めてでした。参加が初めての私は知り合いは一人もいなかったので、ちょっとした転校生の気分でした。3日一緒にいるとだいたい顔もわかってきましたが。始めはそんな親達も数年経つと今度は企画する側に回るのでしょう。それが子供の成長とともに繰り返されてきたのです。子供が中学にはいれば親も学童し施設から足を洗うわけなので、子供の数にもよりますが、だいたいの親は10年くらい学童生活を送ることになります。今回は集合時間に行っただけで事前準備などはいっさい参加しませんでしたが、来年からは少し手伝うことになりそうです。

しかし懇親会は参加した父親はもちろんほとんどの女性陣も参加し、1時くらいまで、遅い人は3〜4時頃まで飲んでいました。しかも両日とも。それでいて起床は6時。みんなタフですね・・これくらいできないと育児はやってられんという気迫すら感じます。この宴会の規模はちょっと予想していませんでした。
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by stemcell | 2009-07-20 19:29

くわがた

今年の春に6歳の息子の友達のお父さんがカブトムシの幼虫を数匹くれたので玄関前で飼っていました。すると先日カブトムシになって出てきました。子供は大喜びです。今時期の子供は虫が好きでよね。その他コガネムシとかダンゴムシとか飼っています。私も子供の頃カブトムシとかクワガタをよく取っていました。折り重なる位虫かごに入れまくっていた記憶があります。今思えばほとんど虫を虐待しているようなものでした。餌はスイカとかメロンの残りでしたがあれは水分が多すぎてあまりよくないそうですね。

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by stemcell | 2009-07-16 20:59

Coors

私は普段家でビールを良く飲みます。毎日飲むと費用もかさむのでたまに発泡酒を飲んだりもします。今は350ml缶でビールだと200円弱、発泡酒だと150円弱ほどですかね。さらに第三のビールとなると100円ほどに。今は発泡酒よりこの第三のビールのほうが売れているらしいです。しかしこのあいだ近くのお店でCoorsの350ml瓶が90円で売っているのを発見。早速買ってきました。アメリカでもCoorsは安いと思いますがそれにしても安いですね・・味はまさにアメリカンテイスト。苦みがほとんどありません。しかしなぜかアメリカの人はこの味を好むのですよね。米国でのポスドク時代、ラボの人たちとのみに行くとかならずバドワイザー(大抵バドライト)かこれでした。週末はハーフピッチャーが1ドルとかの日もあったりしました。帰国後ビールがえらく高いと思った記憶があります。
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by stemcell | 2009-07-11 18:49

突発性発熱

一才半の長女が先週末からずっと39℃ほどの熱が続いていました。どうもこの時期に多くの子供が経験する突発性の発熱のようです。熱が下がり始めるころに発疹が出るのが特徴ですが、昨日今日とまさにその症状が現れ熱も下がりました。一安心です。

今回熱が出た初日に病院に行ったのですが、インフルエンザの検査はしませんでした。冬の時期は必ずやっていたので妻も不満げでした。あまり流行っていないのでやらなかったのでしょうか。いっそのこと弱毒性のうちに新型インフルエンザにかかってしまった方がようかな?とも思っていましたが今回は違ったようです。

長男もその歳のころ突発性発熱にかかりました。その時は急に熱が上がったもので、突発性発熱がどういうものかわからなかった私たちは夜中車で夜間診療所に慌てて出かけたことがありました。事故を起こしそうなくらい慌てていたと思います。更にポスドクで初めての土地に行ったばかりばったので右往左往しながらたどり着いたのを憶えています。二人目になるとよくもわるくも慣れてきますね。
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by stemcell | 2009-07-08 21:20

素粒子

今日の朝日新聞の夕刊の素粒子という欄に、”マイケルジャクソンは80年代に注目を集めたが今は分野を変えてオバマが注目を集めている”的な記事がありました。この素粒子という欄は多くの人に不評のもので有名です。”大臣は死神”的な記事を乗せたこともあるのでわかる人も多いのではないでしょうか。その死神記事の賛否は置いておいたとしてもくだらない欄と思う人は多いようです。私もあまり好みません。某有名生命科学者のブログで以前取り上げられ、”酔っぱらって書いたとしか思えない素粒子の記事を書く記者が年収1000万以上もらっていると思うと腹が立つ”的な書き込みをしていたことを思い出しました。

今日の記事では”恥ずかしながら私もムーンウォークを真似していた”とあります。この”恥ずかしながら”というところが引っかかりますね・・なぜ恥ずかしいのか。人によっては”上から目線”の記事と感じるでしょう。新聞で使う表現ではないと思いますが、なぜそのことがわからないのでしょうかね。新聞記者の多くは自分がなにか偉い人間(になった)と勘違いしているような気がします。まともな記事を書くにはもう少し記者の給料を下げる必要がありますかね・・
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by stemcell | 2009-07-04 23:09

本実験

最近学内の仕事が増えてきた上に資格試験の勉強もあって実験が出来なくなってきました。分子生物学的な実験の場合、実際のデータ(発表するデータ)を取るための実験というのはそう頻繁に行うわけではなく、それに必要な材料を遺伝子組み換えの手法でこつこつ作り上げる作業が大半です。それらの作業はある意味ルーチン化されたものでもあるので、このような作業は時間の調整もつけやすく、現在はこのような作業に終始しているのが現状です。

しかし必要な実験材料が完成して、さあ本実験だ、という時にはまとまった時間が絶対に必要です。データを取り始めると終わりがいつになるかがわからないからです。時間を気にしながら本実験をするとあまり良い目にあうことはありません。よくて期待されたデータがでてくるだけでしょう。実験は期待されないデータが出た時がむしろ面白いものであるし、出たてのデータによってはあらぬ方向に展開していくこともあるのです。そのようなことに気づくには集中力と心の余裕が必要で時間の縛りがあってはよいことはありません。今はこの本実験をする時間がないのです。。
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by stemcell | 2009-07-01 21:29