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Norwegian wood

村上春樹氏がイスラエルの文学賞を受賞したニュースが先日ありました。この作家の作品は私の年代(30後半)より少し上の年代を始めとしてかなり多くの人が読み慣れ親しんでいるのではないかと思います。特に大いに売れた「ノルウェーの森」は私が学生の時の作品でしたので私達の年代は特に愛読者が多いのではないかと思います。経験的に50以上の人はあまり読まないようです。なので現時点では国民的作家とまでは言えないでしょう。逆に若い人は結構読んでいるようです。ラボの学生机に置かれた文庫本を見たことがあります。

私は読んだ小説の中身を忘れてしまうたちで、ひどい時は以前買って読んだ文庫本をもう一度買ってしまい、数ページ読んだ後、前に読んだことがあることに気づくという経験が何度かある有様です。しかし村上氏の小説は繰り返し読んだわけではないのですがその内容をよく憶えています。それだけなにか心に響くものがあったのでしょう。翻訳版が海外で人気があると聞いて納得できます。
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by stemcell | 2009-02-25 20:18

ポストポスドク問題

長男はこの3月に保育園を卒業し4月から小学校に通います。長男が生まれたのはそんなわけで今から6年ほど前。当時私はまだポスドク(博士取得契約研究者)で、彼が生まれた時点で3年契約が残り半年ほどになっていました。その半年後別の場所でポスドクをするために引っ越し、その2年後今の場所に職を得てもう一度引っ越し現在に至るわけです。このようにドクターを取った後、パーマネントの職を得る前に2、3回ポスドクをすることは今や当たり前で、職があればまだよいものの大学や研究機関のポストも限られ、かつ大学院重点化で博士取得者が増えた昨今、ポスドク後の働く場所が無いという言わばポストポスドク問題が取りざたされています。

先日、所属しているラボでドクターを取り別の場所でポスドクをしている人が訪問してきました。今のボスが助教授のときの学生で、私も2年ほど一緒のラボで仕事をしました。話は自然に彼の今後の進路相談になりました。パーマネントのポストは基本的に無く、海外に行こうか、国内でもう一度ポスドクを探そうか、分野は変えた方がよいかなど悩みはつきないようです。

彼は半年前に子供が生まれ最初のポスドクの契約が一年後に終わる、という過去の私と似たような境遇であることに気がつきました。当時私はどういう心持ちでいたかなーと考えました。

当時私は子供の生まれる半年前、つまり一回目のポスドクの契約が残り1年となっている時にかなり有名な科学雑誌に論文を筆頭著者として発表することができました。加えて同じ分野の研究者から助手の候補の一人として話が内々で来たりしたこともあり、かなり鼻高々であったように思います。助手というものをよく理解していなかった私は今後も自分の仕事を続けたい旨を強調しすぎ、結局別の人が助手に選ばれましたが、その時助手はいつでもなれると思い込んでいたように思います。つまり先の心配はほとんどしていなかったのですね。やりたいことをやるぜー、という感じだったように思います。

こう考えてくると彼へのアドバイスは必然的に決まってきます。それはよい仕事をすることだけを考える、ということです。それが出来る環境はどこかを考えればよいのだと思います。それが難しいのだと思いますが、周りの意見を聞いて最終的には直感で決めるのがよいでしょう。
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by stemcell | 2009-02-22 16:04

予期せぬデータ

今週は修士論文発表会があります。今年の学生は淡々と実験をこなしそれなりの成果を出したので無難に修了できそうです。今年の学生は去年と違い私のテーマに関連した仕事を行っていたわけではないので、実験の面倒は少し見ましたが修論を投稿論文にまとめることはしません。なので今年はこちらも気楽に発表会を迎えられそうです。

今週はあるタンパク質の局在をGFPタンパク質を使って調べました。そこで面白いデータが得られました。タンパク質は核で転写された後各々が働くオルガネラ(ミトコンドリアやゴルジ体)に運ばれますが、今扱っているタンパク質は複数のオルガネラに同時に局在することを示唆するデータでした。これはちょっと予期していないものでした。このような期待を裏切るデータが得られた時が一番実験をしていて興奮する時です。実験科学者の醍醐味ですね。
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by stemcell | 2009-02-18 23:17

現役科学者

先日古巣のラボに実験材料をもらいに今実験指導をしている(といっても私のテーマを受け持っているわけではありません)学生と出かけました。一人で行ってもよかったのですが、博士課程に進学を希望している彼にとって他のラボを見るのは大事とも思い連れて行きました。学生時代は大学を跨いで他のラボを見る機会は意外に少ないものですし、多様な研究の価値観を体感できる貴重な機会とも思えたからです。特に自分の行っている研究を他のラボの研究者に話し意見をもらうという機会は、たとえそれがネガティブなコメントでも貴重と思います(ネガティブなコメントの方がむしろ良いかもしれませんね)。後で聞いたら彼も良い経験だったと言ってました。

その時元ボスに、そろそろ自分で実験できなくなってくかな、的な発言をしたところ、「君のような若手が実際実験を行うのが一番効率がよいのは明らかで、今の大学若手教員置かれている忙しすぎて実験を自分で行えない状況は日本のサイエンスにとって明らかにマイナスだ」的なことを言っていました。これは確かにあたっています。大学院生を指導することも重要ですが、個々の実験結果を出すという点では学生と私とではスピードが場合によっては4、5倍違います。その点において、特に国際的に競争している分野では若手教員が現役で実験し続けることも重要でしょう。

当たり前のことといえばそうですが、正直ラボをもっても現役で実験を続けることの重要性をそれほど感じてはいませんでした(ラボを持つとラストオーサーの論文が重要になってくるためです)。しかしその考えは少し改めようと思いまじめています。
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by stemcell | 2009-02-14 11:49

サーフィン

今日は午前中実験室に少し行き、午後は車で海に行きました。せっかくだからと裸足で海に入りましたが結構冷たく15分くらいが限界でした。一時間くらいかけて行きましたがそのまますぐ帰ってきてしまいました。

海岸では寒いのにサーフィンをしている人もいました。その中に見たことのない板に乗っている人がいました。ロングボードサイズの板に乗りオールのようなもので漕いで海に向かうのですね。なんだか島流しにあった人のようでかっこ良くはありません。波には乗りやすいのでしょうけれども。あれはなんていうものなのでしょう。

今日はよるサッカーの日本代表戦があります。相手はオーストラリア。予想では2−1で日本の勝ち。負けはしないと思います。
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by stemcell | 2009-02-11 15:51

真似

一歳になったばかりの長女はまだ話せません。しかし人まねをよくするようになりました。長男はこんなに真似はしなかったと思います。女性は先天的に人真似をするのでしょうか。外国語の取得が女性は早いといいますが関連しているようにも思います。外国語を話すのも人真似みたいなものですものね。

彼女は最近鼻をかむ真似をします。ほんとにかんでいるわけではなくあくまで真似です。ティッシュは自分で取ってきますが、そもそもかめないので口からブーと息を吐くだけです。その後ティッシュを見つめるのですね。私はついつい鼻をかんだあと出具合を確認してしまう癖があるのですが(汚くてごめんなさい)、これを真似ているのだと思います。人の振りみてなんとやらで、今度からはやらないようにしようと思いました。
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by stemcell | 2009-02-07 20:49

補助輪

先週末6歳の長男が補助輪無しで自転車に乗れるようになりました。彼の自転車は2歳頃に買った12インチのものでもうかなり小さくなっていたという話は以前書きました。その自転車のパンクを先日直したので、良い機会ということで補助輪をはずし、週末乗ってみることにしました。

乗れるようになるのに少し時間がかかるだろうと予想していたのですが(2〜3日は覚悟していました)、ものの10分後にはのれるようになってしまいました。ちょっと拍子抜けです。もうちょっと小さい時に補助輪を外そうとすれば少し時間がかかったのでしょうが、もう6歳ですものね。すぐ乗れるものなのかもしれません。

とはいっても今回は少し戦略をもって乗り方を教えました。以前補助輪を外す際のやり方のようなものをテレビでやっていたのを思い出し、その通りに教えたのです。記憶ではまず補助輪を外した最初はこがせないで足をぶらぶらしたままバランスをとらせる、というものだったと思います。今回はその記憶に従い緩やかな坂をバランスをとって下れるようになるまでこがせませんでした。自転車が小さかったこともあり5回もやればうまくバランスがとれるようになりました。そこで少しこがせてみるとあっさり乗れてしまった、という手筈です。

私はもう少し乗るのに苦労したと思います。初めて乗れるようになった日のことはよく憶えていますので。なんというか人生の一大イベントのひとつという感じです。翌日まだのれるかどきどきするのですよね。でも長男はそんな思い出にならないくらいあっさり乗れるようになってしまいました。少しつまらない気もします。
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by stemcell | 2009-02-03 22:10