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新聞の役割

最近市販の洗剤等を使って硫化水素を発生させて自殺を図る、という事件が多発していますが、その調合法を記したインターネットのサイト管理者に警察が削除するように要望を出した、という記事が今日の夕刊に出ていました。

しかし直感的にそんなことをしても無駄のように思えます。インターネット経由の情報交換は非常に膨大なもので、それらをすべて取り締まる事はほぼ不可能に思えて来ます。

そう考えると情報源がすべてテレビや新聞だけだった20年前と比べるとだいぶマスコミ業界の構造が変わって来たと思えてきます。特に新聞は今後衰退していく事は明らかでしょう。今の若い人がほとんど読まないのも致し方ない事だと思います。

ところで新聞や雑誌には誰かが取材した情報を元した記事が載りますが、そこに記された情報は書いた人間の主観がかならず入ります。しかしこれは一方取材された情報の都合の良いところだけを取り上げて記事を書くことができる事でもあります。この点、科学論文に似ているのかもしれません。実際自分で論文を書くようになった今、書き手の思惑が透けて見えるような新聞記事が多くなったと感じるようになりました。

しかし科学論文の場合はそこに書かれたことは他の人間によって検証され淘汰されていきます。従って科学論文の書き手は必然的に非常に慎重に研究結果を論文の中で議論して行きます。一方新聞記事の場合はほぼ垂れ流し、いいっぱなしのところがあるのではないでしょうか。一般市民の考えとはだいぶ違ったものの考え方をする人が新聞社には多くいる、ということも最近よく聞きます。この点も新聞離れが進む要因かもしれません。
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by stemcell | 2008-04-30 22:03

エディターへの手紙

研究成果を学術雑誌に載せたいと思った場合、すぐに掲載されることはなく、それぞれの雑誌の審査を経た上で載るかどうかがきまります。当然有名な雑誌は投稿する人も多く、その分採択される率が低くなります。有名な雑誌であるNatureやScienceといった雑誌においては採択率が10%ほどと聞いています。

審査は2段階で行われます。投稿した論文はまずエディターがざっと読んで評価し、雑誌の基準を満たしていないと判断するや即座に投稿者に返送します。ここをクリアーした論文に関してエディターは、その研究分野のなかから数人(通常2人か3人)の研究者を選び、審査を依頼します。この最初の段階の審査をクリアーするために重要なのがカバーレターと呼ばれる手紙で、その中で投稿者はこの研究の要旨とその重要性を簡潔かつ的確にエディターに示すことが望まれます。

数週間前ある雑誌に論文を投稿したのですが、2日後に返ってきていまいました。最初の段階ではじかれたのです。その論文はだいぶ自信があったので、かなりがっかりしましたが、ここで引き下がってはいけないと、カバーレターを大幅に書き直し、この仕事がいかに重要か、かつその成果はその雑誌に大きく貢献できる旨書き添え、論文をもう一度同じ雑誌に送りました。結果第一段階をクリアーし、第二段階の審査にまわったようです。カバーレターの重要性を再認識したのでした。
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by stemcell | 2008-04-26 18:09

ベースマン

今組んでいるバンドはベースを弾く人が不在です。何度も雑誌にベース募集の記事を載せてもらっているのですがなかなか希望者が現れませんでした。しかし今月に入ってから立て続けに3人希望者が現れました。

先々週に一人スタジオに来てもらい音を合わせましたが、ちょっと合わないということで活動を一緒にすることにはなりませんでした。先週もう一人会い、やはり音合わせをしましたが、ベースを弾き始めて半年ということもあり、合う合わない以前の問題で、努力は買うがやはりちょっと・・ということで保留にしてもらっています。来週もう一人の人と会うことになっています。今度の人はバンド経験もあり、我々がよく行くライブハウスにもちょくちょく出ていたとの事。期待できます。

ベースはドラムとの相性が重要で、今回の人事はドラムの意見が優先されているところがあります。ドラムとベースのコンビネーションで曲のリズムまたはグルーブは決まるので、この相性が悪いと曲がきまらないのです。
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by stemcell | 2008-04-22 20:51

認可保育園

今年度長男は長女と一緒の保育園に通うため転園しました。新しい保育園は昔は市立保育園でしたが、数年前の行政構造改革の影響で”認可保育園”として民営化されました。以前通っていた保育園はこの流れで新しくできた民間の保育園で、職員がみんな非常に若く、少し頼りないようにも感じた、という話を以前書きました。

元は公立の保育園とそうでない保育園とを比べると同じ”認可保育園”といっても園の雰囲気はよくもわるくもだいぶ違うと感じます。例えば今通っているもと公立の保育園では父母会(小学校でいうPTAのようなもの)があります(その会費も年数千円かかります)。また職員の中の階層もしっかり決まっているようにも感じ、従い職員の役割の分担も決まっているように思います。逆にそれぞれの職員のプロ意識のようなものは元公立保育園のほうが高いと感じます。

入園を希望するときはそれぞれの保育園の異なった指導法や父母会の有無(役員になると土日に会議がある場合があります)に関する情報はほとんどなく、ほとんどの人はなんとなく保育園の立地条件などで希望する保育園を決めることが多いのではないでしょうか。これから子供を認可保育園に預けることを考えている人はこの点も考慮して園を決めると良いと思います。
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by stemcell | 2008-04-20 20:58

遺伝子組換え生物

私達の研究分野では頻繁に遺伝子組み換え生物を作成します。通常目的とする組換え生物を作出する過程でその数より更に多くの組換え生物(その多くは大腸菌です)を作る必要があるため、その数と種類は非常に多くなります。一つの実験のために数百の組換え体を作る事も珍しくありません。

このような組換え体は実験室の外に出ないように2つの措置を取る事になっています。一つは“生物学的封じ込め”と呼ばれ、遺伝子組み換えをおこさせる生物には特定の遺伝子を欠損しているものを使い、特定の生育条件でしか生きられないものをできるだけ使います。このことで実験室の外では優先的に増殖できないものを使用します(漏れても生きていけません)。もう一つは“物理的封じ込め”で、実験で作出した組換え体を外に出さないように様々な措置を講じることです。後者の基本は実験で使用した組換え体やそれが付着した物品は熱処理をして生物をすべて死滅させてから廃棄することが決められています。

最近神戸大のある研究室が、この熱処理をしないで組換え大腸菌を捨てていた(おそらく流しに)、というニュースを見ました。これは先に述べた”物理的封じ込め”を無視した行動となります。

実質的には組換えに使用する大腸菌は”生物学的封じ込め”の対象でしょうし、そもそも危険な遺伝子を組換えているわけではないでしょうから、漏れても実験室外でなにか悪さをすることはないと思います。しかし規則で決まっている以上この研究室の行いは責められて当然で、許されるものではないでしょう。悪さはしないんだ、だから規則は破ってもいいのだ、という行動は、研究者としてやってはならない行為と思います。

更に問題なのはその廃棄の仕方をその研究室のボスが主導していたという点です(そう聞いていいます)。おそらくこの主宰者はかなり昔からそのような処理の仕方をしていたものと推測します。ひょっとするとその人のボスだった人もそのような処理の仕方をしていたのかもしれません。その研究室出身者もその後同じような処理の仕方をしているものと思います。そのようなことからこの研究室主宰者は多くの責任を取らざるを得ませんし、そうすべきと思います。
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by stemcell | 2008-04-14 20:59

自分の子供ができると街行く他人の子供もかわいく見えるようになる(なった)という話を以前しました。これと関係するのかどうかわかりませんが、私の場合、子供ができてから、以前はあまり好きとはいえなかった猫がかわいく思えるようになりました(以前は断然犬のほうが好きでした)。

私の家のまわりには野良猫が結構いました。家の目の前に小さな広場があるのですが、そこでときどき猫達が“集会”をしています。私も休日家にいるとき、通り過ぎる猫達を、かわいーなー、と眺めていました。

どうも近所の特定の家の人が餌を猫達に与えていたようで、この近所に猫が集まって来ていたみたいです。しかし猫嫌いの人は当然いるわけで、これはけしからん、と最近猫排除運動が起きています。そのせいか最近猫をみかけなくなってしまいました。

そういえば以前ドライブで出かけた小さな島に(橋が架かっていて車で渡れます)猫天国の公園がありました。島のほぼ半分が公園で、島民はほとんどいないと思われましたが、そこにいるたくさんの猫達はなぜか皆揃って毛並みがよく、顔立ちも立派でなかなかかわいい。また暖かくなったら行ってみたいと思います。


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by stemcell | 2008-04-13 09:19

科研費不採択

数ヶ月前ブログで今年度の科学研究費補助金(特定領域研究)の申請をしたことを書きましたが、その審査結果が先週送られてきました。残念ながらその申請は通りませんでした。昨年度採択された科学研究費補助金の“若手研究”費といくつかの民間財団からの研究費は今年度も引き続きもらえるので、それで自前の研究費はいくらか確保できるのでまだよいのですが。

科学研究費補助金は文部科学省もしくは関連法人を通じて研究者が提案した研究に対してつく研究費です(税金です)。いくつか種類がありますが“特定領域研究”はある分野のかなり著名な研究者が、その分野の中でも特に重要と思われるプロジェクトを立ち上げ(この立ち上げ時に文科省を通じた審査が入ります)、各研究者はそのプロジェクトに貢献するような研究をそのプロジェクトを仕切る研究者グループに提案する、という形で審査が進みます。ですので “特定領域研究”を立ち上げる事は所属する分野を盛り上げ先導するためにある程度必要なこととなってきますので、年配の研究者はある程度皆で話し合いなんとか自分達の分野に“特定領域研究”を立ち上げようとしているのだと思います。

従い“特定領域研究費”をとってきた分野ではその分野に所属する研究室単位で山分けする、的なことがありますので、あまりその分野の人間を知らない人や独立してラボを運営している人以外はあまり採択されないのが現状と思います。

しかしこの“特定領域研究”はもう無くなることが決まっています。変わって今年度からは新しい研究費のシステムが始まります。既存分野の枠を超えた研究や、異分野同士の合同プロジェクトを対象にしているようです。少し様子をみて私も申請してみようと思いますが、若いうちは確実に“若手研究”に採択されるのも重要と思います。たくさん研究費をもらったとしても独立しなければ研究を遂行するのは自分一人で、成果が出ないとそれはそれでマイナスになるでしょう。
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by stemcell | 2008-04-10 22:02

子連れの食事

今日は子供が保育園の後病院によって帰って来たため、夕食の支度がだいぶ遅れ外食する事にしました。小さい子がいる人ならわかると思いますが、子連れで外食するのは結構大変です。小さいうちは人ごみで泣き出したりする場合もあるし、少し大きくなってからもテーブルの上のものをひっちゃらかしたり落ち着いて食事ができません。長男が生まれてからは一年ほどは外食をまともにできたことは無かったと思います。長男に比べるといま4ヶ月の長女はおとなしくその点まだいいのですが、やはり長時間テーブルにじっとしていることは大変です。

そこで必然と行く店は決まってきます。それは回転寿し。入ってすぐ食べれて、なにかことがおこればその場で出れます。実際子連れ率は相当高いです。

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by stemcell | 2008-04-07 20:22

漫画

今日は午後バンドの練習がありました。持ち曲がだいたい10曲になり、そろそろライブをやろうかな、というときでしたが、ちょうど今週ようやくベース加入希望者から連絡が来ました(いままでベーシスト不在でした)。明日会って話をすることになっています。うまく行けば来週からフルメンバーで活動できそうです。

練習の帰りに妻からたのまれていた漫画本を買って帰りました。”きょうの猫村さん”という漫画です。漫画は小学生のときよく読んだ、という話は以前しましたが、その後は定期的に買って読む事はほとんどありませんでした。最初この漫画は妻が買って来たものが家に置いてあり、読んでみたらなかなか面白く、今月発売になった第三巻を今日買って来たわけです。ちょっとほかの漫画とは違い台詞もすべて手書きです。ストーリーや登場人物の描写からして作者は私と同年代の人間でしょう。なんとなく親近感を覚えます。
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by stemcell | 2008-04-05 20:36

ガス欠

今日車屋から電話があり、預けた車の故障の原因がわかったとのこと。ガス欠だそうです。原因は油量メータがうまく機能しなかったことで、そのせいでガスが空なのにまだ中程を指していた、とのことでした。一応ガソリンタンクをおろして洗浄し、メータも調整し今はちゃんと油量を把握できる状況で車も普通に動くとの事でした。結局部品交換もしないで直り、まったく人騒がせな話でした。
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by stemcell | 2008-04-04 21:06