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論文受理

今週以前投稿した論文が受理されました。数ヶ月前ブログで雑誌"Science"に投稿した、と書いた論文です。

しかし、残念ながらScienceに受理されたわけではありません。不採択の通知をもらった後、無難な雑誌に投稿し直し、そこで採択されたわけです。今回の論文はかなり自信があったのでがっかりしましたが、まあしかたありません。私は未だにScience級と思っていますが・・投稿し直した雑誌のレフリーがきわめて好意的だったのが救いです。

このように論文を有名な順に投稿し、落ち着くところで掲載される、というのはよくあることです。とはいってもあまり不採択が続くと落ち込む事も確かで、学生と一緒に論文をまとめているときは注意しないと、彼ら(彼女ら)のやる気をそいでしまいかねません。しかし今回一緒に仕事をした学生曰く、”Scienceに投稿できただけでもいい思い出です”とのこと。喜んでいいのか悲しんでいいのかいいのか。
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by stemcell | 2007-12-20 21:49

英会話

先週国際会議に出席していました。100人ほどの出席者の三割ほどは外国人です。昼と夜の食事も会場で取るような形式なので、そのつどテーブルが一緒になった人と英語で会話をすることになります。

外国から来た人達と話をするのは単純に楽しいものです。日本では会う事のない考え方や知識に触れる事ができるからです。しかし英語での会話はそれなりに大変で、おそらく言いたい事の半分くらいしか相手に伝わっていないと感じます。私はポスドクで米国にいたことがありましたが、今は英語とはほど遠い環境にいますので、会話を英語モードにするのに最初時間がかかります。というのも私は英語で会話をするときは少し性格を変えなくてはいけないのです。少しテンションを上げるような感じですかね。
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by stemcell | 2007-12-18 22:26

研究者のキャリア2

生命科学分野の研究者としてやっていくためには博士を取得する必要があります。博士はどのような国で取得するにせよ、特定の研究室に所属しそこのボスの指導のもと仕事を行い博士論文を書きます。

博士課程を修了するころには、いくつかの論文を、時には有名な雑誌に発表する場合があり、前にも書いたように、自分はすごい研究者ではと思い違いする場合が結構あります。

生命科学の分野では、特定の研究者の評価は一連の仕事があって初めて評価されるところがあります。ボスは大抵はその分野の第一人者である場合が多く、学生の行った仕事の論文は、その人の名前があるが故に良い雑誌に掲載される場合が多いので、実際手を動かした学生もある程度は評価されるにしても、それらは結局は指導者の仕事であり成果なのです(少なくともそう見られます)。

この点をあまり理解せずに、博士取得後ずるずるとその分野に居残りつづけると良くないなー、と最近思います(これは少なからず私にもあてはまります)。やはり博士を取ったら取ったでそれで一区切りし、その後は新しい分野を開拓する精神で仕事を展開していきたいものです。
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by stemcell | 2007-12-15 11:01

研究者のキャリア

先日長かった学会から帰ってきました。この会議は数年に一度行われるもので次回は米国で開催されるようです。私は今回が初めての出席でした。現在の私の研究テーマと直接関連する発表は少ないように思われましたが、以前米国で所属していたラボのボスが来るということもあり、出席する事にしました。参加人数は100人弱でそのうち海外からの参加者が20〜30人ほどでしょうか。日本で開催される国際会議としては海外からの参加者が多いと思います。

現在の生命科学の研究はかなり多様化していますので、同じ会議に参加しても各研究者にとって関連する他の研究発表というのはかなり限られてきています。それでも参加するのは別の理由もあるからです。

研究者は少なからずある種のコミュニティーのようなものを形成し、その中で研究活動を行っています。似た者同士もしくは興味が近いもの同士が寄り集まるのはどの分野でも同じです。熱心に自分の研究を聞いてくれれば嬉しいに決まっています。投稿した論文の多くはそのコミュニティーの中のだれかしらが審査し、採択を決定する場合が多いので、この結びつきはますます強くなります。国際会議や学会は、その仲間同士が寄り集まり、近況報告などを兼ねた”オフ会”のような意味合いもあります。コミュニティーの中心にいる人達は、その”オフ会”を持ち回りで開催しているようなところもあり、仲間が開催した会を盛り上げねばとわざわざ海外からやってくるともいえます。ですので海外から多くの参加者があるということは、主宰者がそれだけ海外の研究者から信頼されているということかもしれません。

このような会議には学生時代から参加しています。当然当時はそれぞれのコミュニティーの中ではニューカマー(新人)ですので、私の発表している”研究”には興味を示したとしても、研究者としての”私”自身に興味を持つ他の研究者はいませんでした。

しかし今回の会議ではいままでとは違うことを経験しました。ドクター取得後8年目になり、発表した論文もそれなりに増えてくると、自己紹介し合った際、海外のいく人かの研究者が私の名前とその一連の研究を知っており、お前かー、的なことを言われるのです。これは少し嬉しかったです。逆に論文でしか名前をみたことがなかった人間に会うこともできます。このように多くの研究者はビジネスともほど遠く、趣味仲間とも異なるなんとも不思議な集団を形成し、その中で自分のキャリアを形成していくところがあります。

それでも私はそのコミュニティーの中心にはほど遠いです。将来自分がこのような会を主催できるようにはたしてなるのかなーなどど思ったりしました。
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by stemcell | 2007-12-14 10:43

英語でのプレゼン

今日から数日学会に出席するため出張です。今回は英語での発表を行います。英語でのプレゼンテーションは数年ぶりですので、だいぶ時間をかけて準備をしました。アメリカで初めて英語のプレゼンテーションをしたことを思い出します。

英語の発表はおそらくある程度できると思いますが、問題は質疑応答です。相手の質問がシンプルなものであれば全く問題ありません。英語でプレゼンをした直後なので、頭の中は英語でいっぱいなので、英語で受け答えすることはできると思います、問題は難しい、こねくり回した質問をもらった場合です。未だリスニングがうまくない私にとっては発表自体よりも、その方が懸念されます。
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by stemcell | 2007-12-07 22:43

非常勤講師

今日は他大学から非常勤講師がやってきてセミナーをしました。このように研究室で呼んだ講師がセミナーをする場合、一応学内に通知しますが、呼んだラボ以外の人間はほとんどセミナーにきません。この点も以前所属した大学とは違う点で、以前の大学では結構他のラボからもセミナーにきたものでした。今回もまるでラボセミナーのようで、毎回来てくれた講師に悪い気持ちになります。

その後スタッフと一緒に食事に行きました。研究者の世界は狭いので、このように非常勤講師で呼ばれた(もしくは呼んだ)際はかならずその後そのラボの人と食事行ったり飲みにいったりして交流を深めるのです。自分の研究の宣伝にもなり、これがあるためにわざわざ遠くの大学に非常勤講師でやってくるとも言えます。

今日来てくれた人はおそらく10歳くらい上の人なので、学生の指導や研究の進め方などいろいろ今後の参考になりそうなことを聞く事ができました。最近私が新しく始めたテーマと近いところをやっている人なので、今後もいろいろ会ったりする機会がありそうです。その人は今准教授ですが、結局大学にいる限り、いつまでたっても様々な不満が場所を変え、時間を変え出てくるものなのだな、ということがわかりました。
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by stemcell | 2007-12-07 00:29

古巣

今日は過去所属していたラボに研究試料を分けてもらいにいってきました。大学院生としてその研究室に行ったのはかれこれ10年ほど前になります。そのラボにいる頃はいろいろ楽しい事がいっぱいで(ほとんど毎晩飲んでいました)、研究に関しても今よりもっと毎日楽しんでたような気がします。

今思えばその大学は研究室間の敷居がかなり低く、研究室を超えていろいろな交流がありました(大抵は飲み会のようなものが多かったですが)。この点、今いる大学とは大違いです。隣の研究室がいったいなんの研究をしているのかすらさっぱりわかりません。学生同士でさえほとんど交流というか会話が無いように見えます。規模が大きいという事もあるのでしょうが、ちょっと窮屈です。しかしその古巣の研究室も独立法人化の影響なのか、大学院生が減り、活気が当時のようには無いように見えました。

分けてもらった試料は発泡スチロールに入れた液体窒素につけ込んでもって帰ってきました。電車を三本乗り継いで1時間半ほどかかりますが、発泡スチロールは必然的にシューシューいいながら時折白い煙を吐き出しており、かなり怪しい・・周りの人が騒ぎださないか不安でしたが、無事もって帰る事ができました。
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by stemcell | 2007-12-04 22:57

野球

今日は北京オリンピック出場をかけた日本代表の野球チームの予選の最終戦がありました。相手はホームチームの台湾でした。私は用事があって見れなかったのですが、昨日の韓国戦は見ました。日本は三連勝で無事にオリンピックに出場できるようになりました。

韓国戦の試合は面白かったです。野球は緊迫する時間帯はそれほど長くありませんが、その分その時の緊張感はかなり高いです。サッカーの試合の場合、常に緊迫はしていますが、その緊迫感は野球に比べ低いとも言えます。短期決戦型の今回の代表出場を賭けた試合は特に見応えがありました。韓国の応援と日本の応援の違いも見れて面白かったです。
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by stemcell | 2007-12-03 23:53

Jリーグ

今日はJリーグの最終節の試合がありました。優勝は勝ち点2の差で一位の浦和レッズと2位の鹿島アントラーズが争っていました。勝ち点は勝つと3点、引き分けで1点もらえます。なので鹿島は優勝するには今日の相手の清水エスパルスに勝つ必要がありました。清水は鹿島同様シーズン後半に入って勢いを上げて来た強いチームです。一方浦和の相手はダントツ最下位の横浜FC。勝てば無条件に優勝、ということになります。大方の予想は浦和の優勝でした。

結果は鹿島が3−0で勝ち、浦和はなんと0−1で負けてしまいました。結果鹿島が逆転優勝です。横浜FCはなんと今日まで20試合勝ちがなく、実に5月以来の勝利です。試合を見ましたが、今日に限っては明らかに気合いが入っており、とても弱小チームには見えませんでした。一方浦和はプレーシャーと連戦の疲れで明らかに調子を崩していました。油断していたことがあるかもしれません。それでも先制点さえ許さなければ、勝てたと思います。鹿島は前半先取点を取り、その後も着実に加点していきました。

浦和のファンはいくら調子を崩しているといっても横浜FCに負けるとは思っていなかったでしょう。私もちょっとびっくりしました。来年はひいきにしているチームが優勝争いに加わってくれる事を祈ります。
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by stemcell | 2007-12-01 16:52