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どんどん焼き

昨日は実家に泊まってきました。実家は家から車で一時間ほどのところにあります。私は結局大学院を出るまで(博士過程を終えるまで)そこに暮らしていました。

その地区周辺では毎年この時期になると”どんどん焼き”なるものをします。通りかかるとその準備がしてありました。これは下の写真のように竹を組み、そこに毎年正月で飾った松などの飾りを焼く、という行事です。ただ焼くだけでなく、団子を三つ又の木の先に刺し、それをその炎であぶって焼いて食べる、するとその年の縁起がよくなる、という祭りです。

火を入れるのは夕方暗くなってからなので、その炎はアカアカと燃え上がり、火遊びが好きな子供達はたいてい大喜びです。団子を焼くわけですが、残り火で焼けばこんがりおいしくできるものを、子供達は我先にと燃え盛る炎に団子を突っ込み、意味なくそれを競い始めます。必然的に団子は真っ黒こげでですが、それでもなんかおいしく感じたものでした。なぜかこのときの団子だけは砂糖醤油で食べた記憶があります。そうしないと食えなかったのかもしれません。

似たような祭りは日本各地にあるのだと思いますが、奥さんの故郷ではこのような祭りは無いとのこと。まあ雪国ですので冬に祭りをやるような酔狂な人はいないと思います。というわけでこの祭りを結婚して初めて見たわけです。この竹組を見てわかるように、てっぺんに必ずダルマをくっつけるのですが、それが火にあぶられる様を想像して、なんてことをする人々なのだ、とのコメント。そうゆう意見もあるものなのか、と思ったものでした。

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by stemcell | 2008-01-13 11:56
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