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研究者を目指す諸君、パンクだね

私が研究者を目指すきっかけになった事柄は複数ありますが、好きだった音楽の影響もすくなからずあります。私は16〜20歳のころまで、所謂軽音楽部でバンド活動をしていました。当時は歩行天バンドブーム真っ盛り。スタジオに行っても若者で溢れていた良い時代でした。

パンクやハードコアといったジャンルの音楽はもともとあまり聞いていませんでしたが、周りの人間の影響により少しづつ情報が入ってきます。よく聞いたのはピストルズやクラッシュといった海外のバンドではなく、ブルーハーツに始まり、シーナ&ロケッツ、モッズ、ラフィンノーズといった国内のバンドでした。その中でもStar clubというバンドが特に好きでした。当時の曲の歌詞はほとんど覚えているくらい。その後私は大学に進み、博士課程に行こうかどうか迷うころにこのバンドの曲をたびたび思い出したものでした。

博士課程はどんなに早くても通常28歳で修了します。その後研究者として安定した職につける道は当時ほぼなく、博士取得後は博士研究員、所謂ポスドクとして国内外の研究室に安い報酬かつ1年〜3年更新の不安定な身分で研究を続け、そこで良い成果を上げつづけ、いつともわからぬ常勤の職を探す、という道しかありませんでした。つまり博士課程に進むというのは、好きなことを続ける反面、それだけ世離れした一生を選択することに他ならなかったのです。

そんなとき、The Star Clubのブラックガードエンジェル。



不良だろうが暴走族をやろうが中卒二十歳前に一軒家を購入、妻/子供と共に平和に暮らせるこの日本において、30過ぎまで一人前扱いされず、結婚もままならず、ひたすらに研究に没頭する道を選んだ博士課程に進む(進んだ)若者はこの曲を聴こう。ボーカルのヒカゲ曰く、「パンクは生き様」、とは君たちへの言葉です。
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by stemcell | 2013-11-08 22:41
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