先日ロックイベントに出演。10バンドほどが代わる代わる一日中演奏するという企画で、なかなか楽しかったでした。しかしライブハウスでない場所にステージを組んで行うものだったので、アンプ等の機材は主催者の持ち込みです。このような場合は気温や衝撃に弱い真空管のアンプは使わわれず、トランジスタを用いたアンプを皆で使うのが普通です。
しかし我々が演奏するのはロックもしくはパンクと呼ばれる音楽なので、ギターの音はわざと歪ませた音にして演奏します。そうなるとトランジスタのアンプではきれいに歪まないのです。プロのミュージシャンも同じで、皆真空管のアンプを使っています。いまだに。 しかしトランジスタのアンプしかない場合、どうするかというと、ギターからの信号を変換するペダルもしくはエフェクターと呼ぶ機械をアンプにつなげる前に通します。そこで様々な音色にギターを音を変えられるのです。今回の場合は音を歪ませるエフェクター(ディストーションとかオーバードライブとか呼ばれます)につなげないといけませんでした。しかし歪み方はメーカーや機種によってまちまちなので、自分の好みの音が出せるエフェクターを試行錯誤しながら見つけるのです。 最近アンプエミュレータとよばれるエフェクターが売っています。これはあるメーカーの真空管アンプの音を再現できるようなエフェクターとして作られています。つまり真空管アンプがなくてもある程度真空管で歪ませたような音を再現できる、というわけです。今回のような場合にぴったりです。 先日その一つを購入。以前レコーディングで使った真空管アンプをエミュートして作られているようで、その音が気に入った私は即購入。今回練習なし、ぶっつけ本番で使ってみました。 しかしこれが大変でした。もともと歪みが異常に強く、さらに私のギターには高出力型のピックアップがついているので、アンプ側で異常に高出力の音の信号を処理できなかったのか、強くピッキングすると音が一瞬飛ぶような状態になってしまいました。きっとアナログな真空管のアンプではこの辺大丈夫なのでしょうね。時間も押しておりセッティングする時間もあまりなくそのまま演奏開始。途中音が飛びまくりで演奏しながら試行錯誤。すると途中ギター側のボリュームを下げると多少音とびが無くなることが判明。その状態で演奏しました。しかしなんか不満。100%ギターを使い切ってないところがロックでない、と。 10月はまた野外のイベントで演奏する予定なのでそれまでには練習でセッティングをいろいろ試そうと思います。やはりアンプは真空管ですね。
by stemcell
| 2012-08-29 22:06
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